人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ジャパニーズ・フーリガン   

2008年 05月 18日

 浦和サポーターが試合後大暴れ G大阪のファンを取り囲む

 野球ファンとサッカーファンの違いについて社会はよく「サッカーファンの方が熱狂的だ」という形容をするのですが、それは若干違います。野球ファンだって、熱狂的な人は熱狂的です。
 両競技のファンの決定的な違いは、相手を敵と思ってるか仲間と思ってるかの違いだと私は思ってます。野球のファンは、もちろん人にもよりますが、球場を一歩出ればどこのファンも同じ野球好き同士。同じ野球の話題で、応援球団の垣根を越えて赤提灯でお喋りしてたりするもんです。
 それがサッカーのファンの場合、基本的に余所は敵。派閥意識、或いは宗教にも似た感覚で応援しているんじゃないかとさえ思います。彼らにとっては勝利だけが絶対で、相手のチームを応援する奴は基本的に"異教徒"という感覚。敵を作って結束してゆく。
 かなり厳しい言い方をしましたが、さもなくば最初数人程度だったであろう相手サポーターへの「口撃」に、2万人もが賛同し加勢し取り囲むなどという馬鹿げた事態は起こりません。
 マナー、或いは同じ競技のファンだからなどという考え方は無縁。基本的な資質の問題です。

 すべてのサッカーファンがこんなだとは思いませんが、2万人がこれに加勢していたという事実は厳然たるものとして残ります。集団強迫事件と考えれば、本当に今回の件は異常ですよ。
 正直なところ、街中でサッカーファンには近寄るな、という意識さえ働きます。
 私が野球ファンをやっているからという訳ではないですが、サッカーのサポーターには本当に、野球のファンの振舞いをちょっとでも学んでほしい。健全なスポーツ応援というものがどういうものか、これを機にもう一度見直してほしい。
 野球ファンがみんな品行方正とは思わないけれど、それでもサッカー連中の数倍はマシだと胸を張って言えます。それくらい、両競技のファンの資質には違いがある。

 取りあえず浦和レッズのサポーターにロクな奴は居ない、そう考えても良いでしょうか。
 2万人というのは、人にそれだけのことを思わせる数です。猛省を促したい。

by taoyao | 2008-05-18 01:53 | ニュース

<< ツキ ★ L7-3E memento mori >>