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勝利 ★ L5-3C   

2008年 05月 29日

 私用でこの土日に東京へ赴くなど、ちょっとバタバタしておりました。
 というかバタバタしています。まだ。
 ライオンズのこととか朝青龍と白鵬のこととか色々書きたいことは募りますが、まずは
体調万全の位置へ戻すところから始めたいと思いますのでー。
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by taoyao | 2008-05-29 02:18 | ライオンズ(野球)

ツキ ★ L7-3E   

2008年 05月 18日

 初回あっさりと三人で抑え込まれ、一方許は立ち上がりアウト一つもとれぬまま先制点を献上し尚も無死満塁。
 と、ここまでは"大方の予想"通り、見事に事が運んだ。
 気分としては、1回で帰り支度という展開だった。

 同一カード三連敗は避けたい今日の試合で、しかし先発は二軍での数字もさほど冴えない許。
 しかも相手が楽天・田中とあっては、"覚悟"が必要な試合だったことは間違いない。許の好投、田中突然の炎上、更に今年まだヒットの無かった銀仁朗の3点二塁打など、いくつもの「まさか」が重なり合って、気付けばこの3連戦を、最低ラインの1勝2敗で終えることとなった。
 スポーツである以上は色んな要素があっての勝利だが、今日に関して言えば、すべての"ツキ"が西武に味方したという他無かった。野球のツキは、相手の失策やポテンヒットだけではない。色んな低確率を乗り越えてすべてが追い風の結果になる、それもまた勝負は時の運として「ラッキー」といえる要素である。運を呼び込めるだけの勢いが、まだ失われていなかったということ。

 許投手、初回から3回までは去年までの彼。4~6回は最優秀防御率を争った、あのときの許に重なって見えた。5安打6四球は決して誇れる数字ではないが、その数字以上に安心させていたのも事実。復活なるかはまだ今後のマウンドが物を言うとしても、彼にとってひとつ区切りとなる試合を作ることが出来た。
 ただ個人的な感覚で言えば、8回の続投だけいただけなかった。勝負の常識に沿って考えれば、99%交代の場面で、渡辺監督のタクトは続投を指示。結果としてピンチを招き、さらに結果として星野が見事な火消しを演じて事態は収まったが、やや呑み込めない一幕だった。
 采配の真意は渡辺監督のみ知るが、昨日の12回岡本篤志投入と共に、二日で二度首を傾げた。勝利を拾って口幅ったいことを言いたくはないが、ほんの少しだけ心配でもある。

 それでもまあ、今日勝てたのはとても大きかった。
 私自身も、3タテは半ば覚悟の上での観戦でした。
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by taoyao | 2008-05-18 20:43 | ライオンズ(野球)

ジャパニーズ・フーリガン   

2008年 05月 18日

 浦和サポーターが試合後大暴れ G大阪のファンを取り囲む

 野球ファンとサッカーファンの違いについて社会はよく「サッカーファンの方が熱狂的だ」という形容をするのですが、それは若干違います。野球ファンだって、熱狂的な人は熱狂的です。
 両競技のファンの決定的な違いは、相手を敵と思ってるか仲間と思ってるかの違いだと私は思ってます。野球のファンは、もちろん人にもよりますが、球場を一歩出ればどこのファンも同じ野球好き同士。同じ野球の話題で、応援球団の垣根を越えて赤提灯でお喋りしてたりするもんです。
 それがサッカーのファンの場合、基本的に余所は敵。派閥意識、或いは宗教にも似た感覚で応援しているんじゃないかとさえ思います。彼らにとっては勝利だけが絶対で、相手のチームを応援する奴は基本的に"異教徒"という感覚。敵を作って結束してゆく。
 かなり厳しい言い方をしましたが、さもなくば最初数人程度だったであろう相手サポーターへの「口撃」に、2万人もが賛同し加勢し取り囲むなどという馬鹿げた事態は起こりません。
 マナー、或いは同じ競技のファンだからなどという考え方は無縁。基本的な資質の問題です。

 すべてのサッカーファンがこんなだとは思いませんが、2万人がこれに加勢していたという事実は厳然たるものとして残ります。集団強迫事件と考えれば、本当に今回の件は異常ですよ。
 正直なところ、街中でサッカーファンには近寄るな、という意識さえ働きます。
 私が野球ファンをやっているからという訳ではないですが、サッカーのサポーターには本当に、野球のファンの振舞いをちょっとでも学んでほしい。健全なスポーツ応援というものがどういうものか、これを機にもう一度見直してほしい。
 野球ファンがみんな品行方正とは思わないけれど、それでもサッカー連中の数倍はマシだと胸を張って言えます。それくらい、両競技のファンの資質には違いがある。

 取りあえず浦和レッズのサポーターにロクな奴は居ない、そう考えても良いでしょうか。
 2万人というのは、人にそれだけのことを思わせる数です。猛省を促したい。
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by taoyao | 2008-05-18 01:53 | ニュース

memento mori   

2008年 05月 16日

<自殺意識調査>成人男女の2割「本気で考えた」 内閣府

 どの程度をもって「死にたいと考えた」と言うのかは、当然人それぞれな訳です。
 私だって死にたい等と思ったことはここ1ヶ月だけに区切ったって1回や2回じゃ利かないですし、ではそれが正真正銘の自殺衝動だったかと言えば首を傾げる。三途の川の向こうの日々に思い巡らせるだけで自殺願望というなら、それがこの国で2割ということはないでしょう。
 生きてりゃあ時々死にたくなる。光があるから影が出来るようなもんで、死というのは安寧・平静の真隣にあって当然の代物なのですよ。
 その意味では、こんな歯の浮くようなアンケートを内閣府がとってどうすんだよ、みたいな疑問は少なからずあります。あくまでも「その意味では」ですが。

 
 むしろ記事のもっと本質的なところで疑問を抱くなら
>一方、自殺を考えた時に「相談したことはない」人は60.4%に上り、一人で悩むケースが多い実態も浮かんだ
 この一節。
 ちょっとでも自殺の誘惑に触れたことのある人なら分かる事に、自殺というのは完全無欠の自己完結なのですよ。他の人にお悩み相談ができる状態なら、はなっから自殺なんざ考えてません。究極的に本物の自殺までアプローチしに行った人間は、もう他者の言葉なんて耳に入らんもんです。お国の偉い先生方の言うとおり相談相手を身近に作って自殺が減るかといえば、それは「自動車が時速20キロ制限だったら死亡事故が起きないよね」ってのと同じとしか言いようがない。
 自殺しようとする若者を、国家予算や法律案で守れるはずなど無いんですよ。
 
 自殺の魅惑から人を引き剥がそう、というスタンスをとっているから、お上の役人や教師達と自殺願望者の隔たりは埋まらんのです。結果として、死にゆく中高生のほとんどを救えません。
 救う、という考えが根本的に間違っているのだから、これは当然の事ですね。
 「死にたければ勝手に死ねばいい」という昨今流行の言い分をして"そんな考え方は冷淡だ"と評する現代の思潮が残り続ける限りは、本質的な自殺対策など絶対に出来ません。それが冷淡を意味していないんだってことに、誰がいつになったら気付きますか。
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by taoyao | 2008-05-16 23:02 | ニュース

まとまりかた ★ L10-3H   

2008年 05月 16日

 「すぽると」での、西武ライオンズの特集。
 明るいチームカラーからデータ重視、練習のスタイル一新など、西武躍進の最早定番の理由として、どこのメディアでも取り上げられるに至っている。勝っているからこそ明るい、という考え方も出来るのだが、こうもチームカラーが取り上げられてくると、ふと気になるのは前任者の監督。
 片岡選手が不意に際どい発言をして、ひやりとさせられた。

 私個人の感覚だが、伊東勤という人間に対するイメージ、忌憚なく言えば「淡々としている」というのが何より先に立つ。実際には饒舌な一面も持ち合わせていたようだが、今の渡辺監督と比して、喜怒哀楽をあまり前面に出す方ではなかった。一勝一敗に一喜一憂する我々ファンの目線からすると、ホームランや勝利後のハイタッチですらも笑顔を見せない伊東監督の姿は、どこか現場の選手と少し距離を置いているようにも見えた。そしてそこに、もどかしい気持ちがあったのも事実である。04年の劇的な日本一はともかくとしても、そこから晩年に下るにつれて、伊東氏のその傾向はどんどん顕著になったように思われた。
 最終年は不祥事もあり、監督の笑顔と言われてもほぼまったく記憶にないのが実状である。
 成績同様、「暗い伊東監督」ばかりを、私達は一年間見続けていた。

 今夜の番組中、片岡選手が「今の首脳陣は、選手にストレスを与えない」という旨の発言をした。これが、本日記の冒頭にて触れた一言。
 オーバーなほどの笑顔とアクションで喜びを表現する今の監督・コーチ陣は、ファンと対等の目線で勝利を喜んでくれているようで、見ているこちらも嬉しくなってくる。選手達も人間、まして西武は若いチームである。こういった瞭然たるリアクションが、糧になる部分は大いにあるはずだ。
 そして、なればこそ――卑しいことだがどうしても、片岡選手の言葉の裏を、私達は探ってしまう。 
 
 断っておくと、私は伊東監督を"監督失格"と判断する気は毛頭無い。片岡選手の言葉も当然、伊東氏に対し悪意的に当てこすったものでは無いはず。
 それは踏まえた上で、しかし、チームが好調の最中やむを得ずこういった構図を描かねばならないことを、我々も納得しなければならないだろう。伊東監督を悪く言うためではなく、渡辺監督を持ち上げるために采配を論じ、その中で伊東前監督の欠点ばかりがクローズアップされてゆく――それは相対論として、ある程度仕方のないことである。新体制が確かな結果を出しているのだから、宿命と言えば宿命だ。

 『現在』を称えるためにはいつも、『過去』が犠牲にならねばならない。
 だけどそんな今だからこそ、私達は、伊東監督をあっさり忘れてしまってはいけないと思う。渡辺監督の改革をしっかり称えながらそこだけに囚われるのでなく、きちんと良識を持って、過去の足跡をも振り返りたい。伊東氏が西武に遺した確かなものを忘れずに留め、その上で新生ライオンズの躍進、そして新監督ほかコーチ陣の、ここまでの成功を喜びたい。
 それでこそ、強くても弱くても応援し続ける"真の"西武ファンの心根ではないか。



 私達が今することは差し当たって、渡辺監督の采配を精一杯称えること。
 そして、『それに引き替え』という言葉を、できるかぎり口にしないことだと思う。
 喜ぶべき場所を喜び、返す刀をなるべく振るわないように。
 今までの西武が我々に与えてきてくれた歓喜の轍を、無碍に踏み消してしまわぬように。
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by taoyao | 2008-05-16 01:25 | ライオンズ(野球)

外国人 ★ L11-4H   

2008年 05月 15日

 新外国人はオープン戦じゃ分からない、実際に開幕してみないとどっちに転ぶのか本当に分からん――と、口を揃えるのはプロの首脳陣。
 成長如何以前に、色んな意味で”まるで別人になった”というのはよくある話。得手不得手――日本の野球と米国のベースボールが、それだけかけ離れたプレースタイルをしているということ。
 その選手の特性が、日本の野球に照らしてどうなのか――技術論をはじめ性格や調整法、その他公私のほんの小さな癖に至るまで、色んなものが成功と失敗の境目を左右する。こういう選手なら日本向き、という、決まった答えは未だに出ない。
 単純な見た目の技術論やオープン戦の数字などだけでは、況んや何も分かり得ない。
 キャンプ視察と銘打った評論家のコラムをシーズンインと同時に覆してしまった選手など、良い意味でも悪い意味でも、過去の歴史に沢山居た。
 
 早くから"失格"の烙印を押されていたボカチカ選手がここまで捲土重来を果たしたその理由も、正確なところは誰にも分からない。或いは本人さえ、分かっていないかもしれない。
 タイミングの取り方を変えたということだけ本人は宣っていたが、この劇的なまでの変貌には、やはり様々な秘められた要素が物を言っているのだとも思う。単純に変化球を打てるかどうかとか、研究熱心かどうかだけがサクセスの鍵を握っているのなら、そういった選手だけ集めていれば良い。ボカチカがそういった選手かは別として、スカウトの眼力が発達したであろう今でも尚、日本に来る助っ人達は賽の目のよう、に気まぐれに当たりはずれを指し示す。
 ボカチカ選手のここまでの活躍を、根拠を持って予想していた人は本当に少数ではないか。
 スカウトの眼力を褒めるべきか。それとも、やはり"宝くじ"なのか。
 どちらにしても、毎年刷新されて日本にやってくるバラエティ豊富な助っ人達が、日本プロ野球の魅力の一助となっていることは間違いない。


 明日の先発は西武が西口、そしてホークスは"外国人選手"のパウエル。
 スタンドリッジ、ホールトン、ガトームソンと撃砕してきた中で唯一打ち込みきれなかった助っ人投手。最後の一人を打てるか。
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by taoyao | 2008-05-15 02:23 | ライオンズ(野球)

シフト ★ L9-0B   

2008年 05月 11日

 5-0で迎えた7回表の攻撃。無死1,2塁、打席には強打者ブラゼルという状況。
 帆足の出来を考えれば、既にオリックスからすると崖っぷち。それでも一縷の望みを繋ぎ止めるなら、もうこれ以上の失点は絶対に許されない場面。
 そんな剣が峰の場面でオリックス守備陣が選択したのは、"ブラゼルシフト"。セカンドが大きく一塁キャンバスに寄り、中堅から左翼方向を疎にする代わりに一、二塁間を狭める、いわば左のプルヒッターに対する典型的な守備陣形である。
 果たしてブラゼルは、金子の外寄り直球を強引に引っ張った。しかし、引っかけたようなその打球は思いのほかセンター寄り、皮肉にも、本来のセカンドの定位置付近へ転がって行ってしまう。慌てて左に寄った、後藤光のグラブも僅かに及ばない。さして球足の速くない打球は、定位置ならほぼ確実に4-6-3となるであろうラインをあざ笑うように外野まで転がり抜け、ライオンズにはダメ押しの6点目が入った。更に下位打線の連打が続き、終わってみればこの回4点で9-0。
 最後の望みどころか、試合はこれで完全に壊れた。

 シフトが成功していれば、流れを変え得たかもしれない。だが逆に裏をつかれた場合――特に今回のように、定位置ならば併殺だった打球がタイムリーヒットになった時など、投手の気落ちは計り知れないものがある。確たる弱点を抱え、ある程度打ち取れる形のあるブラゼルに対し、走者が二人居る場面でオリックスベンチはあそこまで極端なシフトを敷く必要があっただろうか。定位置で打たれたタイムリーとシフトが裏目に出たタイムリーとでは、投手のダメージを等価に計ることは出来ない。事実あのタイムリーヒットで、川越の集中力が途切れたのは明らかだった。
 
 昨年西武ライオンズは伊東政権下の元、シフト守備を多用した。その詳密な成功率は調べるべくもないが、我々ファンの記憶の中ではそれが成功したシーンよりも、裏目に出てしまったケースばかりが強く印象に残っている。
 単純な前進守備にしても同じこと。シフト守備は1点を殺す確率を高めると同時に、2点を失う確率をも高めているのだということを、忘れてはいけない。
 打球の行方がたまたまセカンド正面方向だった、という見方をすれば、この話とて結果論の域を出ない。だが、それでもやはり個人的には、よっぽど確信に近いデータがない限り、極端なシフトは功罪の"罪"の方が大きいのではないかと考えてしまう。鋭敏な勝負勘と精密なデータ、その中でこそ、シフト守備は意味を持ってくるのではないか。安易安直な多用は、投手にとって、時に大きな負荷と落胆をもたらす可能性のあるものである。




 一方、死球退場の中村選手。左頬骨骨折という、残念な診断結果が球団から発表された。
 退場となってしまった金子投手、今日のみならずここ最近の登板で不調が続いており、焦りや混乱もあったマウンドだったろう。今回のような抜け球の危険球は、往々にして、こんな時の冷静ならざる投手に起こりがちなもの。点差が開いていた状況での死球にはつい不満も募りがちだが、そこはそれ、頭にわざとぶつける投手は居ないと信じるしかない。
 骨折の具合次第では早期復帰も可能だが、今のチーム状況と渡辺監督の性格からするに、無理をさせないのではないかと私は思う。頬骨の骨折を抱えながらプレーした例は意外と枚挙に暇がないが、やはり聞くだに痛々しいことに変わりはない。
 好事魔多しか、ここに来てリーグ全体に蔓延する故障禍が、西武にもその触手を伸ばし始めた。
 そんなときの強いチームの条件は、代わる代わるのヒーローが誕生すること。
 中村選手には今一時療養して貰いつつ、黒瀬選手や後藤選手など、二軍で好調の若手台頭に刮目したい。
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by taoyao | 2008-05-11 21:00 | ライオンズ(野球)

長田事件 ★L3-2B   

2008年 05月 10日

 初回に喫した5点のビハインドを打線が跳ね返したのは、6回表の事である。
 楽天投手陣に攻め込む野手陣は7回表にも1点を追加し、序盤の劣勢から逆に、2点のリードを奪う。対する楽天打線は、初回の猛攻以降完全に沈黙。試合は完全にライオンズペースへと傾いていた。
 そして迎えた8回、チーム全体の粘り腰が劇的なシナリオへの道筋を描いたその裏のイニングに、時の伊東監督がマウンドに選んだのは右腕、長田秀一郎投手。
 ベンチにはまだ"勝利の方程式"の一角、三井投手が残っていた。
 予想を裏切る形でマウンドに登った長田投手。ファンの疑問符、そして胸騒ぎは、最悪の形で的中してしまう。長田は打率一割台のハズレ外国人にまさかの2ラン本塁打を喫し、あれよあれよという間の3失点。喜びの上げ潮ムードも束の間、試合は結局、楽天の再逆転勝利という結末で幕を閉じた。
 筆者はこの試合の後味を、未だ鮮烈に覚えている。
 完全な負け試合を一度跳ね返しての"逆転負け"のショックは、負け試合そのままのショック以上に、大きなものだった。開幕から活きの良さを見せていた長田投手は、この試合を境に急速に光を失った。程なく二軍へ降格した彼と歩調を合わせるように、首位を走っていたチームもまた、底なし沼へ転がり落ちた。10連敗という、現役のレオ戦士の誰にも記憶のない辛酸を味わい、首位の座から一転、あっという間にペナントレースの主役舞台すらも追われてしまう。
 導かれた結果は、二十年来続いていたAクラスの失権という、辛い現実。

 ……それが、去年2007年の5月9日の試合であった。奇しくもこの時も、先発は今日と同じ、岸孝之投手である。
 2007年、好調を維持していた西武ライオンズの、まさしく転機となった一戦である。
 失速を招いた戦力的な原因は他にも様々あり、この一試合この一投手のみに責任を求めるのは酷である。伊東監督の投手起用も、あの時点での長田投手の成績を考えれば、間違いとまでは言えない采配だったかもしれない。それでも、考え得る万全の策を採ったとは言い難い、伊東監督の僅かな隙。ミスとまでも言い切れないその小さな綻びから、手のひらに半ばまで収まっていた一試合がこぼれ落ち、振り返ると、一年間の確かな分水嶺になっていた。
 勝負の怖さを物語る、昨年の苦い記憶が、昨年5月9日の楽天戦である。


 裏を返せば、去年もここまでは、順風満帆で進んでいたということであった。どんなに前途洋々と見えても、風向きを変えてしまう端緒は、ほんの些細なところに転がっている。昨日私は、劇的な勝利が続いたGW連戦が明け、次の試合が大事と書いた。その試合は、数奇にも去年と同じあの日、あの投手の先発で始まった。
 その結果は、僅差ながらも、活躍すべき人が活躍しての勝利。
 この結果は、去年と違う西武ライオンズを証明してくれるだろうか。
 その答えは、秋に分かる。この先、去年の轍を踏まぬという保証はまだない。が、それでも、昨年と違う現実へ走り出すレールを、今日目の前に敷くことが出来たことは確かな事実である。
 あとは、脱線しないよう、144試合目まで走り抜けられるかどうか。今度こそは、帆に得た風を
逃さないようにしたい。

 試合前には、右足の負傷で心配された大久保コーチも練習に参加。周囲を安心させた。
 去年までの僚友・カブレラの技ありの一発も、どこか余裕を持って見送ることが出来た。
 去年のあの日からちょうど1年の今日、"去年とは違うぞ"という無言の言葉を、選手全員が見せてくれた会心のゲームである。昨年の悪夢を振り払うきっかけに出来るかどうか。 
 来週からは、いよいよ交流戦も始まってゆく。
 今年こそは、サクセスストーリーを描ききることが出来るだろうか。
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by taoyao | 2008-05-10 01:26 | ライオンズ(野球)

商売人として最悪。救いようがない。   

2008年 05月 08日

<船場吉兆>食べ残し、博多店でも使い回し



 ……なのにッ……

 食べ物的にはOK! と思ってしまうのは仕方ないかな(

 
 いやだってMOTTAINAIですしー
 法事なんぞで旅館のお座敷行くといつも親戚のオッサン共に『その料理、食べないなら俺が食う……!』とか、内心叫んでますとも。
 酒呑む人は、あんまり料理に手を付けないですからねえ。
 うあー さしみがー メロンがー にくがー かにがー……


 というわけで商売としては言語道断ですが、気持ちだけは充分わかってしまう一連の事件。
 もったいないお化けが出るかんね。
 あんまニュースとは関係ない記事と化しましたが、それはそれ。
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by taoyao | 2008-05-08 00:52

★ L3x-1F、L4x-3F   

2008年 05月 07日

 会心ではなかった片岡の当たりがそれでもレフトへ抜けてしまう。その事実が、今の西武ライオンズを雄弁に物語る。数分前、9回表を星野が危なげなく封じた辺りで、"その"ムードは抑えようもなく高まり、完全に球場を支配していたように見えた。
 うまく行っている時は、何でもうまくいきそうな気になる。
 それが、目に見えない勢いというものだろう。

 涌井の出来は、万全とはほど遠い。序盤立てつづけに失点し、明らかに歯車の狂っている投球を、それでもダルビッシュの手前、彼への対抗心だけでまとめ上げているという印象。そこを打線が、こちらも本調子でないダルビッシュに二本の本塁打を浴びせて食らいつき、常にビハインドを1点に保って試合終盤まで持ち込んだ。そしてワンチャンスで遂に並び、あとは9回裏まであっという間の出来事。

 いくら好調な打線といえども、相手は天下に冠たるダルビッシュ。2,3点以上の後れを取れば、敗色濃厚となるパターンだった。それを最少点差に繋ぎ止めていたことで、試合が壊れることなく、"可能性"を匂わせたままでいられた。
 その立役者は打線だが、もうひとつ、陰の立役者を挙げるなら、星野投手で間違いない。
 明らかにボールの力が去年とは違うが、映像をゆっくり目にしてみると、去年に比べ若干だが肘の位置が上がったように見受ける。従来通り沈み込むフォームから、肘の位置はほとんどスリークオーターといえるくらいまで上がっている。
 これが腕の振りを戻させ、変化球にもキレと緩急を与えている要因か。
 元々は上から投げていた投手で、しかも意外に精神状態が大きなものを言う投手。球が戻ったことで、思い切りの良さも帰ってきた。最近は表情も、去年より遥かに活き活きしているように映る。
 2勝目は、この連戦を陰で支えてくれたことへの、神様のプレゼントと考えて問題ないだろう。
 
 さて。
 一方相手のダルビッシュには、少々酷な幕切れに。
 終始辛めの判定だった秋村球審の右手が、こと9回に来てことごとく上がらない。
 これで投手としては、多少でも甘めに投げるより他ない状態となってしまった。不満を露わにした球はどれも微妙なコースではあったが、その"微妙"なコースをとってくれないと、結局投手は打たれる覚悟の要るゾーンでしか勝負できなくなるもの。
 その辺を、審判は忘れないでほしい。

 

 GW9連戦も、昨日今日でフィナーレ。最後まで、勢いづける勝ち方を体現して連戦を終えた。
 ここで重要となってくるのが、この次の1試合。歯車は充分すぎるほど噛み合っているが、これだけ破竹の勢いを保ってきたからこそ、休み明けの1試合が非常に重みを持ってくる。
 勝ち方は何でも良いので、この試合に勝ってほしい。再スタートの最初の試合に勝つことで、GWに培った勢いに必ず再点火できる。逆にその試合を落とすようだと、"仕切り直し"の雰囲気になってしまい、この勢いがGWだけのものとして鎮火してしまう危険性がある。
 この次の1試合、悪くても2試合は、今年一年の青写真を描く上で非常に大きなウェイトを持つ試合になるだろう。日本ハムをスイープ、更にソフトバンクと楽天の星のつぶし合いもあり、2位以下との差はもう大きく開いた。だが、勿論油断が許される時期ではない。チームの速度を本物にするために、ここからは自分達のチームとも勝負したい。

 去年もこの時期までは首位。それが一度の継投ミスから、坂道を転がり落ちてしまった。
 勢いは簡単なきっかけで、簡単に失速するもの。
 勢いを持続するのも力仕事。
 最高の気分で連戦を終えた後は、きっちりと兜の緒を締めてかかりたい。
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by taoyao | 2008-05-07 23:59 | ライオンズ(野球)