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崖の上のポニョ   

2008年 07月 20日

 観てきました。

 個人的には今ひとつという評価でしたが、巷での評価はそこまで酷くないようです。
 かつてのジブリ映画のような出来映えを幻想しているとガッカリします。完全に別物と考えて観れば良いのかもしれませんが、それを許さない程度に「ジブリ」というブランドは成熟していると思いますし、どうしても期待はずれ感ばかりが募りました。

 他の場所のレビューでも書いたことですが、絵本的ファンタジーとしては致命的にドキドキやワクワクが足りない印象です。話自体の温かさや可愛らしさに文句はありませんが、終始淡々としている印象が残りました。良くも悪くも、ある意味で宣伝通りです。
 和やか・癒されるといった趣では優秀な映画かもしれません。
 ただ、かつてのジブリのような壮大さや深奥さを期待してゆくと肩すかしを食らうのは間違いないかと。否定派の自分が言うのもおかしいですが、賛否の否の声があることもむべなるかなといった作品でした。
 「この映画の良さが分からないなんて!」という意見の応酬も一部で見られましたが、個人的には良さが分かった上で――良さが分かるからこそ、期待はずれという形容をしてみました。
 宣伝からも分かるとおり、あまり難しいことを考える映画ではありません。
 ハウルやゲドよりはいくぶんか以上にマシだと思うので、近年のお口直しには良いかも(ぉ

by taoyao | 2008-07-20 22:53 | 私心

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