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良い試合 ★ L5x-4H   

2008年 05月 01日

 でした。9回2死2ストライクの時はさすがに半分諦めましたが、同点になってからはもう
このまま決まるんだろうな――という、不思議と確信めいた予感がありました。
 そういった雰囲気をファンが感じているのだから、グラウンド内はもう筋書きが定まったような
力を得ていたように思います。劇的な幕切れですが、どこか予定された結末のようにフィナーレを
飾ったこの勢い。素晴らしいです。ここから連勝をスタートさせることが出来れば、今日の1試合は
今シーズンを左右する1試合に位置づけることが出来るでしょう。
 ……本末転倒のような言い方ですが、そういうパワーに変えさせることの出来る試合。
 そゆ意味で。


 勝ち越しを許した場面、赤田の負傷もあってざわついたまま尚も続いた追加点のピンチに、
西武ベンチは誰もブルペンで用意させませんでした。あの辺は、涌井というエースに対する
信頼感を、直接マウンド上に向かって見せつけたのかなあという感じがします。背景を詮索すれば
連投続きで無駄な投手を使えないとか色んな事情もあるのでしょうが、西武ドームの構造を
利用した、涌井に対する無言の励ましに他ならなかったような気がします。
 また、それに応えて1点ビハインドで止めた涌井も見事でした。
 赤田選手はちょっと長引きそうな怪我で残念ですが、全力を尽くしたプレーの末なので
責めることは出来ません。



 明日からひとまずホームラン一色は忘れましょう。しかしその上で、バットを振り切る勢いは
持続させてほしいです。
 こういったイキの良い打線を見るのは本当に久しぶりで観戦していても楽しいものです。GWの
連戦の最中に最高の状態で打線が機能していることは、素晴らしい巡り合わせ。
 こういった年は、走れるチャンスがあります。
 そして忘れてならないこと。昨日は乱暴があり、勝っても気分の良くない試合でしたが、今日は
両軍ともに紳士的なプレーを見せ、結果白熱した戦いになりました。
 プロ野球は、やはりこれでこそと思います。

by taoyao | 2008-05-01 23:38 | ライオンズ(野球)

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