名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)
2008年 04月 26日
この金曜の夜に観てきました。
意外と面白かったです。「意外と」というのは宣伝時点で大して面白そうじゃなかったのと、
ここ数年「面白いけど……けど……」みたいな、満点をつけきれない作品が連続していたからです。
なんだかんだでコナンの映画は毎年観ているのですが、今年の作品は過去数年の中でも
一番に気に入りました。
粗探しをすればたくさんあるのですが、「音楽」の力、美しさをきちんと表現しそれをストーリーに
絡めていて、印象は随分良かったです。スケールの小ささやリアリティの低下は否めませんが、
要所要所のシーンではすごく引き込まれました。敢えて全員が活躍するのではなく少人数が
見せ場を作ってゆくのも、最近の「お約束」を覆していて良かったと思います。全員に見せ場を
用意しようとすると、よほど上手くない限りどうしても歪みが出るので。
ホールの静けさと外の事件、隣接した場所での密室空間という、一風変わったこの構図は
面白かったです。その両面での動と静の対比など、上手く描かれていたと思います。
子供さんには益々退屈な映画になっている気がしますが、今のコナンファンの年齢層を
考えると、こういう作りの映画が一番良いんだろうなと思いました。現に私も楽しめるので、
ぜひこの路線を今後踏襲してもらいたいなーと願います。
エンディング曲はZARDの「翼を広げて」。
映画のテーマと現実がシンクロして、何とも名状しがたい寂寥感に襲われます。
毎年エンディング曲が秀逸なコナン映画ですが、今年は別の意味でも印象に残る幕切れでした。
ストーリーにも推理にも色々と突っ込み所はあったながら、そういう最後の「歌姫」まで含めて、
良作だったと素直に感じられる一作だったように思います。
意外と面白かったです。「意外と」というのは宣伝時点で大して面白そうじゃなかったのと、
ここ数年「面白いけど……けど……」みたいな、満点をつけきれない作品が連続していたからです。
なんだかんだでコナンの映画は毎年観ているのですが、今年の作品は過去数年の中でも
一番に気に入りました。
粗探しをすればたくさんあるのですが、「音楽」の力、美しさをきちんと表現しそれをストーリーに
絡めていて、印象は随分良かったです。スケールの小ささやリアリティの低下は否めませんが、
要所要所のシーンではすごく引き込まれました。敢えて全員が活躍するのではなく少人数が
見せ場を作ってゆくのも、最近の「お約束」を覆していて良かったと思います。全員に見せ場を
用意しようとすると、よほど上手くない限りどうしても歪みが出るので。
ホールの静けさと外の事件、隣接した場所での密室空間という、一風変わったこの構図は
面白かったです。その両面での動と静の対比など、上手く描かれていたと思います。
子供さんには益々退屈な映画になっている気がしますが、今のコナンファンの年齢層を
考えると、こういう作りの映画が一番良いんだろうなと思いました。現に私も楽しめるので、
ぜひこの路線を今後踏襲してもらいたいなーと願います。
エンディング曲はZARDの「翼を広げて」。
映画のテーマと現実がシンクロして、何とも名状しがたい寂寥感に襲われます。
毎年エンディング曲が秀逸なコナン映画ですが、今年は別の意味でも印象に残る幕切れでした。
ストーリーにも推理にも色々と突っ込み所はあったながら、そういう最後の「歌姫」まで含めて、
良作だったと素直に感じられる一作だったように思います。
by taoyao | 2008-04-26 20:31 | 私心