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感動は売られるものじゃない 感動すれば勝ち、挑戦した者が勝ち   

2007年 08月 23日

もうウンザリ…「24時間テレビ」感動押しつけ

 障害者がチャレンジだとか華やかなことをやってる裏で、悲惨な人はもっと悲惨だぜ――
と、福祉畑に籍を置く叔父が以前ビール片手にくだを巻いてましたが。

 私の意見からすればどちらとも言えないのが本当のところ。いくら見せ物であっても
崇高なるチャレンジ精神は評価されるものであって、何もしてない私がブラウン管の前で
寝っ転がって文句を言える義理なぞありません。チャリティマラソンは完全に人工の感動
ムービーですけども、他の企画などでチャレンジしてる方々は、それがいかにドラマ仕立て
されようと関せず、大まじめの精神で取り組んでるわけで。
 そこから何かしらの思いを自分自身に投影できれば、それで番組の役割は果たされる。
 それ以上も、以下も要らない。

 この手の番組批判自体は昔からありましたけど、現代は尚更、感動という点において
全国民一致のお涙なんて作り得ないことが分かってきてるはず。右に倣えを蛇蝎のごとく嫌う
今日にあっては、みんなを泣かせるなんてコンセプトがどだい無理。
 マスコミ媒体で「感動」を作り上げようとする時点で何かしらの誹りを受ける宿命を負うもの。
 その上で、いかにチャレンジ精神を持った人に対して真摯に番組を作れるか、その態度に
すべてはかかっているはず。
 欽ちゃんを責める理由もないけど、作り物のマラソンのゴールや募金額の集計ばかり扱う
エンディングはどこかねじくれている。
 がんばってる人間にスポットライトを当てる、それでこそチャリティー番組になると私は思う。
 それならば、叔父も少しは理解を示してくれるんじゃないか……な。

by taoyao | 2007-08-23 22:19

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