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夢を見ましょう。   

2006年 05月 04日

夢のおはなし。


童話を読んで、本当に鬼ヶ島に飛んで行けること。これは子どもの間だけの特権。
現実世界を知ってしまう前にだけ、行くことが出来る世界。

昔話を読んでその世界に想いを馳せることが、どことなく無駄扱いされている現代。
お受験時代の今、幼い子ども達は何かにつけて、小さな頃から現実だけを教えられる。
花を咲かせる灰など無いのですよと、教えられて育ってゆく。現実だけを見据えるために。
あの灰には、「夢」の素がつまっているというのに。

童話に夢を見ることが出来れば、周りの世界は全て童話になるものだ。
流れる河、小さな森の道、世界の一つひとつすべてが、面白い夢になる。
つまり「夢を見る力」だ。
本物のカブトムシは、手を土に汚して捕ってくるモノ。決して、任天堂DSで飼うモノではない。



情操教育の充実、感性豊かな子どもの育成…近年の幼児教育が掲げる美辞麗句。
そのもとでこぞって教えられているのは、現実味のある感動秘話ばかり。
戦争で散ったいのちの話だとか、喧嘩して仲直り、だとか。

まず童話を教えてみてはどうだろう。まるっきり現実感のない、おとぎばなしを。
夢と現を対の世界のように扱うが、それは違う。夢と現は本来同じものだ。
ただ単に現実に変えられないままの夢と、夢に変えられない当然の現があるだけのこと。
もちろんそれは結果の話で、そこで大人さえもが間違えてしまっている。
夢はいつでも、現実と根を共有した世界なのに。

虚実の夢を見られない子どもが、現の夢を現実に変える力を持てるとは、私は思えない。
なぜなら、現実だってもともとは虚実。夢という舟によって虚実と現実は繋がっている、
それが世界であり、またそれが夢の役割なのだから。
まあどのみち、夢を知らない子どもが夢と現実の境界線を引く事なんて
とうてい出来ないでしょうけどねえ?








…とまあ、ちょっととぼけたお話です。
独り言なので、深く考えないで下さいませ(何

by taoyao | 2006-05-04 08:31 | ニュース

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