「愛国心」は必要か?   

2006年 04月 11日

教育基本法改正案に「愛国心」明記を

 自民、民主両党などの保守系の国会議員でつくる「教育基本法改正促進委員会」(委員長・亀井郁夫参院議員)や民間有識者団体が11日、今国会での同法改正を目指す大会を都内で開き、同法改正案に「愛国心の養成」などを明記するよう求める決議を採択した。

(共同通信抜粋)



国を愛せるに越したことは無い。が、それは教基法で定められるべき事だろうか?
生まれてくる国を選ぶ能力は子供には無く、ということは生まれ故郷を愛する義務もない。
確かに、「好きになってもらうための教育」ってのは大いにやるべきだろうけれど、
それは「愛国心」という言葉で表される物なのだろうか?
一歩間違うと、他国との相対論で自国の忠誠度を高める、どっかの国みたいな教育に
堕しかねないような予感を、覚えずにはいられない。

南京大虐殺や従軍慰安婦問題に代表される、所謂歴史認識問題と類される部分において、
その真偽や内容において主張と史実記録に矛盾・齟齬がある問題は、確かに沢山ある。
そういうあやふやな点を「あやふやだ」ときっちり明記させる、その点だけ防いでいれば
最低でも「誤解」による愛国心喪失は防げる。
それ…いわゆる「中立性の確保」さえ、実質的には審査会がきっちり見ているのだ。
教基法が「愛国心」だ何だとお節介を焼く利点・意義は、どこにも見当たらない。

教育基本法は、どちらにせよ「正しい教育」だけを規定していればいいのだ。
日本の成功も過ちも、可能な限り正確に教え、その上で日本という国を愛せるか
どうかというのを、子供達に任せればいいと思う。
色々と問題のあるオトナもいるが、あとは教師や親の教え方次第だ。

愛国心という物は、強制されて作るものではない。ましてやどこかの国のように、
他国を貶したり歴史事実を隠蔽したりしてまで育てる愛国心など、クズほどの価値もない。
ありのままの日本を、子供達には教えてあげればいい。
それでこの国を愛せないというのなら、残念ながら日本はその程度の国だったということだ。
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by taoyao | 2006-04-11 00:00 | ニュース

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