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邪魔者から、慕われる者へ ★ L6-3E   

2006年 04月 05日

先制に中押しダメ押し。チャンスに好打、ピンチでは併殺打。
これって王者野球。素晴らっしい!



ここまでほとんど出番がなかった江藤選手。
今日は指名打者でスタメン出場。そして移籍後初安打を含む2安打をマーク。
赤田選手の犠飛で生還した時と、2本目の安打後代走を送られた時、
チームメイトのハイタッチに、彼はベンチで本当に嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
どうやらこれで、本当に「西武ライオンズ・江藤智」になったんじゃないかなと感じた。

ベテランと若手、どちらの力も強いチームには必要。
やりすぎなほどに若返ったチームにとって、江藤選手は必ずや非常に大切な存在になる。
存在感が大きい大物ベテランが他にゴロゴロいた巨人時代と違い、今のチームには
江藤選手以上の実績を持つ者、経験を重ねた選手が誰も居ない。

周りを見れば、これから壁に当たっていくであろう若手ばかり。
登り詰めた選手ばかりだった巨人と違い、教えてあげられる若手が沢山いる。
そしてそれが出来る一番手は、今の西武では、他ならぬ江藤選手である。



邪魔者扱いから、頼られ慕われる立場へ。「流されるまま」から、引っ張っていく立場へ。
江藤選手はようやく、輝ける場所を手にしたのではないかと思う。
有形無形、若手に色んな物を伝えて欲しい。
勿論、選手としてもまだ充分やれるはず。次の出場の時には、是非自身の350号を。


                  R
楽天  000 010 020  3
西武  001 221 00X  6

勝:グラマン S:小野寺
敗:松崎
本塁打:ホセ4号(グラマン) GG2号(松崎)
本日の私的MVP:暴れん坊将吾
          本塁打はどのチームだって、ある程度打てる。無死・1死3塁で犠牲フライを
          上げられるというのは、些細に見えて非常に重要な要素。強さの条件だ。
          だから今日のMVPは、2犠飛の彼に。好捕もあった。
          ……ただ、最終打席のアピールはいただけない。全然当たってないじゃん。 
          サッカー選手の転倒パフォーマンスみたいでみっともなかったよ。




附:開幕2連勝のグラマン。
正直驚くような球種はないし、スピードもさほど無く、制球も良くはない。
なのに何故か、相手のタイミングや芯をことごとく微妙に外している。
制球も悪いが、真ん中近くにだけは行かないから痛打されない(後半はスタミナ切れか)。
どうにもつかみ所が無い。まあそれが長所なのか。
獲得に当たって日ハムと競ったというが、一体何に2球団も引き込まれたのか分からない。
不思議な投手だ。個人的には、ギブンスを思い出す。

さて、一応首位には立ったが、この時期の首位は意味など無いも同然。
一戦一戦確実に勝っていきましょう。

by taoyao | 2006-04-05 00:00 | ライオンズ(野球)

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